最終日
朝食後はブラスキャンプ最後のレクチャーです。冒頭で杉山正からClaude Gordonがドクターの称号をもらった CG Brass Campの時の話がありました。それはコンサート終了後のレセプション会場のホワイトボードに書かれた「おめでとう!Dr. Claude」の言葉と一緒に、「私達を正しい道に導いてくれてありがとう」の言葉が添えられていたという話でした。話しているうちにゴードンとの思い出がフラッシュバックされたのか言葉に詰まってしまった杉山ですが、「こんなことになるなんて想定外です。おまけにチャック(ズボンの)も開いてたんですよ。恥ずかしい限りです。」の一言で会場は笑いの渦に。
気を取り直してゴードンが彼自身のブラスキャンプの最終日に行っていたと同じプログラムでレクチャーが再スタートしました。偉大なコルネット奏者達の歴史的な録音を聴きながら今では手に入りにくい教則本の紹介や、初版本が何度も刷り直されているうちに残念なことにオリジナルの注釈や説明文が改訂されてしまっているという話がありました。クラークのTechnical Studiesはその典型だということです。この百年の間にいかに素晴らしいものが沢山失われてしまったか、思い知らされます。
そして彼らが演奏していた名器と言われるコルネットと同モデルのコルネットも紹介されました。デモンストレーターはもちろん松崎先生。松崎先生はあるコルネットが大変気に入ったらしく、それを持ってレクチャールームから消えた!? そのコルネットの所有者はハラハラドキドキだったようですが、無事戻って来た松崎先生を見て胸を撫で下ろしたとか。ブラスプレーヤーの中でも特にトランペットプレーヤーはビーストですね(笑)
他にも楽器の持ち方やフィンガリング(バルブのある楽器は指を高い位置からまっすぐ打ちおろす)についても説明がありました。そして最後に全員でブラスキャンプファンファーレを演奏して閉会となりました。



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