ヴァーチュオーソ達のマウスピース & コルネット
Conn Victor チューニングベルシステム(写真真ん中)、484ボア(写真右)
このモデルは私が今まで吹いたコルネットの中で一番気に入っているものです。この楽器は1950年代のものですが、1920年代頃から製造されていました。
使用していた有名なプレーヤーとしては、アーネスト・ウィリアムス、 ヴィックス・バイダーベック。
日本では広島交響楽団のTp奏者 松崎祐一さん、 ジャズトランペッターの吉田憲司さんが同タイプのものを所有しています。
484ボアでテナートロンボーンに近いボアサイズですが、信じられないくらいスムーズな吹き心地です。もちろんサウンドも素晴らしく、伝統的なコルネットのゴージャスでビッグサウンドがします。
ただ、ほとんどが数十年前のものなのでチェックポイントをクリアするものを見つけるのは難しく、実際にプレイ出来るかどうか見極めるのも難しいです。
2009年2月24日。我が家に秘宝がやってきました。
それはゴードンのワークショップで出会って以来の友人でフィラデルフィアシンフォニーの元主席トランペット奏者、
フランク・キャデラベクが現役時代に演奏し、所有していたコルネット2本。
1本は1901年に製造されたConn Wonder(写真左、中央)、もう1本はホルトン社製H.L. クラークモデル(写真4枚目)です。
Conn Wonderに関してはゴードンが毎年ワークショップで「もしこのコルネットの最高傑作であるConn Wonderを見つけたなら
躊躇わずすぐ購入しなさい、それほど価値のあるものだ!」と耳にタコができるくらい聞かされ続けてきました。
クラークの著書How I became a cornetist の裏表紙にあるこのモデルを持っているクラークとホルトン
もう1本のホルトンコルネットはTbプレーヤーだったフランク・ホルトンとハーバート・クラークが共同開発したもので、
クラーク自身がこのモデルを使用していたのは言うまでもありません。
このようなアメリカの金管楽器の宝というものが私のところに来ていいのか、と荷を解いて手が震えましたが、日本の国宝級の絵画をボストン美術館が多く所有しているということもあるので、まっ、いいか、という感じです。
この楽器は今年の夏(2009年7月)に計画しているブラスキャンプでお見せする予定です。
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