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リードラッパの視点から

  • 執筆者の写真: Masashi Sugiyama
    Masashi Sugiyama
  • 2025年12月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年12月19日

リードラッパの視点からGordon Goodwinの譜面を検証してみると、ハイG以上が普通に出てくる譜面が多い。時にはダブルハイDが出てくるものもあり、一瞬うわっと思うが、音符だけ羅列してアレンジするのではなく、ポジティブ/ネガティブなことを含めた金管楽器の特徴を十分理解してくれていることが伺える。演奏してみるとよく分かるが、適度で必要な休みを入れた無理のないアレンジなので、こちらは疲弊することなく最後まで演奏が可能となる。

ロングビーチで開催されたIAJEでは、Bob Florence Limited EditionとBig Phat Band両バンドでリードTp担当という離れ業をやってのけたWayne Bergeronに演奏終了後「リードラッパにとってどちらが難しい?」と突撃インタビュー(笑)したら面白い答えが返ってきた。「Bob Florenceは難しいがグッドウィンの方がより難しい!」自分は逆だと思っていたので、この答えは意外だった。Bob Florenceは大好きなアレンジャーだが、曲中に休みがあまりなくピアノのバッキングみたいなことも吹かされるので、その意味ではタフな譜面となっている。

かたやグッドウィンの音楽は、適度な休みが必要な管楽器奏者に配慮したアレンジとなっているため、流れが自然なので音楽の中に入って実力以上に吹ける。『金管奏者は吹き続けさせるとバテてしまい、パフォーマンスの低下に繋がる』がしっかり頭の中に入っていた数少ないアレンジャーだったと思う。


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