沖 至さん

沖さんと初めて会ったのは、大学時代。池袋のパルコの階段の踊り場でした。 その後、mixiでの私の投稿にフランスから書き込みをしてくれたのが始まりで、来日時には楽器持参で何度か訪ねてきてくれました。ゴードンの奏法理論に大変興味を持っていたので、会う度に質問攻めにあうほどでした。舌について説明したのちの次の来日時にも「ちょっとチェックしてくれないか」と連絡がありました。

その2回目のチェックで目が点になったのは、沖さんのラッパのベルに赤いマジックで「舌」と書いてあったのを目にした時でした。奏法のことなど眼中にないと思いきや、演奏も発想もズバ抜けた自由さを持っていました。「こうすると練習していてよく見えるから忘れないんだよね!」と笑っていた顔が目に浮かびます。沖さんほどの人が!ですよ!

天才は謙虚で努力家なんですね。

JZBratでのSerendipity18のライブに足を運んでくれたことも良い思い出です。


心よりご冥福をお祈りいたします。




15回の閲覧

最新記事

すべて表示

コルネット奏者 ボウミール・クリル

今日の膝打ちポイントは【金管演奏の原理とその考察】P.21-22 ボウミール・クリルについて シェアした演奏は1903年のものですが、ここには、当時のイブニングニュース紙が1904年9月に行われたコンサートでクリルが演奏するこの“Dudu”を聴いた聴衆の反響を伝えた記事が紹介されています。 それを読みながらこのクリルの演奏を聴くと、まさにそこにいるかのような臨場感が味わえます。 そして、p.37に