金管演奏の秘密

【金管演奏の原理とその考察】P.84は『もし、金管演奏に秘密があるとしたら、それは舌である』と始まります。

ヴァーチュオーソ達の演奏時の舌の位置について、ゴードンはレッスンで彼自身の舌を使って丁寧に私に説明してくれました。 その時、まじまじとゴードンの口内を覗いたわけですが、へぇーっ!と凝視し続けたことは忘れもしません。

それ以来、その舌の位置を常に意識して取り組んで来ました。自分では十分理解していたつもりでしたが、2014年に福田先生と行った演奏時の舌のX線透視実験で画像に現れた舌の動きとそのメカニズムには、まさにパンドラの箱を開けたような驚きと発見がありました。 2017年の渡米で兄弟子と奏法談義をしたことも、さらに舌の位置の重要性を再認識するきっかけとなり、今に至っています。




クラークが『私のタンギングの方法は、幾分ユニークである。しかし、それを勤勉に練習した結果、ソロや合奏など様々な演奏においてその方法が易しいだけでなく実践的だということが証明できた』と彼の著書のCharacteristic Studiesに記されています。 クラークの言っていること、ゴードンが伝えたかったことが実にクリアになったX線透視実験動画プロジェクトでした

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コルネット奏者 ボウミール・クリル

今日の膝打ちポイントは【金管演奏の原理とその考察】P.21-22 ボウミール・クリルについて シェアした演奏は1903年のものですが、ここには、当時のイブニングニュース紙が1904年9月に行われたコンサートでクリルが演奏するこの“Dudu”を聴いた聴衆の反響を伝えた記事が紹介されています。 それを読みながらこのクリルの演奏を聴くと、まさにそこにいるかのような臨場感が味わえます。 そして、p.37に