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ハイノートが出ないことを思い悩むことはない
『ハイノートは適切な練習をしていけば必ず手に入る。だからハイノートが出ないことを思い悩むことはない』 これはゴードンから最初に言われた言葉だった。当時ハイノートコンプレックスの塊だった自分にとっては、にわか信じられない言葉だったが、練習を重ねて行くうちに段々結果が出るようになって行った。 ハイノート克服の適切な練習とは、目新しいアプローチではなく伝統的なアプローチによる訓練のこと。それをきちんと理解して練習に取り入れて行くことによってハイノートが手に入る。 決して焦らず、短期を起こさず、“3 strikes out‼️”(限界音トライは3回まで)ルールを忘れずに。
22 分前読了時間: 1分


パワーをコントロールする
フォルテやフォルティッシモなど大きな音で演奏するためにパワー(力)が必要なのと同様に、ピアノやピアニッシモで静かに演奏する時も同じようにパワーを使う。たった1つの小さな音を吹く時でさえもパワーが必要なので、肺を空気でいっぱいに満たす必要がある。 このパワーというのはウインドパワー(息の力)のこと。奏者はそのウインドパワーを“コントロール”しながら演奏する。 しかし、自分に備わっ ていないものを“コントロール”することは出来ないので、まずウインドパワーを養うエクササイズが重要。
3 日前読了時間: 1分


ウォームダウン
ウォームダウンは唇やバイブレーションポイントのケアというよりもアンブシュアやアンブシュアを取り巻く筋肉組織を柔軟にする目的で行う。特にハードな練習やコンサート後は顎を中心とした口輪筋が固くなりがちなので、その部分を柔らかくして緊張をほぐす"シンプルな”ウォームダウン(写真参照)がお勧め。 これを行うと、顎の緊張も解けてバイブレートポイントのマッサージとなり血液の循環も良くなる。この時、唇をマッサージするというよりも顎を含めた全体を柔らかくして明日に備える。
11月12日読了時間: 1分


ゴードンのクラーク初レッスン
ゴードンがクラークの初レッスンで「私を上手くしてください!」と言ったらクラークは「NO!それは出来ない」と答えた。 この思いもよらなかった言葉に愕然とするゴードンだったが、「しかし、上手くなる方法は教えてあげる。あとはお前次第だ!」の言葉に胸を撫で下ろす。 上手くさせてもらうためにレッスンに行くのではなく、上手くなる方法を知るためにレッスンに行く。 なるほど!ゴードンのエピソードはまさにそれを物語っている。 『クラークは20世紀に入って初めて、金管楽器がどう機能するか説明出来た人』と言われている。 クラークが行き着いた舌の位置や教則本の使い方はまさに上手くなる方法。
11月11日読了時間: 1分


演奏時、口の端から息が漏れる
演奏時、もし口の端から息が漏れているとしたら、『ベルの先から出ている音』に問題がなければ放っておく。 実は過去の偉大な奏者の中にもこのような問題を持った人達がいた。そのうちの一人はあの偉大なConrad Gozzoだが、演奏に全く支障をきたしていなかった。 しかし、もし息漏れが原因で音質に影響を与えているとしたら、今よりも少し軽く吹くことを習慣にする。結果、アンブシュアが調整されて馴染んで来るので息漏れはなくなる。 それでも解決しなければ、もう一つの効果的な練習として、クラーク“Technical Studies”の1番の各フレーズをひと息で4回リピートする。軽く吹くことを念頭におくが、音を外したり、エアーしか出ない状態ではなく、一音一音がきちんと音で聞こえてくる音量を心掛ける。音を外し始めたり、ミドルCに到達したらそこで 止めること。 参考資料:賢いトランペットプレーヤーの渡世術
11月3日読了時間: 1分


演奏時、ベルが下を向いてしまう場合の解決策
トランペットのベルが下を向いてしまうことで悩んでいるとしたら、いくつか解決策がある。 姿勢が悪いとベルがどうしても下を向いてしまうので、良い姿勢を保つことで簡単に修正出来る。 もし原因が他にある場合は(例えば、噛み合わせが悪いなど)、姿勢を良くするだけでは解決しないので、それなりの策が必要となるが、やらない方がいい事は、ベルを上げようとして顎を前方に突き出してしまうこと。 この方法だと、どうしても口内が大きくなってしまうため、音が響かなくなる、高音が出にくくなる、バテやすくなる等の悪影響が出てくる。 自身を変えなくて良い安全な方法としては、ベルを曲げる、マウスピースを曲げる、の二つの方法がある。おすすめはマウスピースを曲げる方法。私が知る限り、例えばBob Reeves, Mercinkiewicz, Storkなどの有名メーカーがマウスピースベントに対応しているので安心してオーダーすることが出来る。 ただし、コルネットの場合は、マウスピースに尺が無いのでリードパイプを曲げての対応となる。 これらの方法によって歯の矯正等も必要無くなる。
10月31日読了時間: 1分


素晴らしいリードトランペット奏者とは?
リードを上手く吹くのは言うまでもなく、他のどのパートを吹かせても上手い! サイドの経験もあるし、他の人と一緒に演奏することの責任もきちんと理解出来ている。また、スタイル、ピッチなどを安定させてサイドがついて来やすいようにする重要性も熟知している。 現在ではそのようなリードTp奏者は多くないが、Conrad Gozzo やBernie Glowの録音は聴く価値はある。 Conrad Gozzoに関しては、フランク・シナトラのトップコールトランペット奏者で、ある録音でGozzoが遅れてしまった時には彼が到着するまで待っていたという話がある。また、Trumpeter’s Prayer (コメント欄)が有名なので日本でもよく知られているが、Bernie Glowに関してはそれほどでもない。しかし、The Staylistics の「愛がすべて」のイントロを吹いているのが彼だと言ったら、ピンと来るはず。 参考資料:「賢いトランペットプレイヤーの渡世術」
10月19日読了時間: 1分


3rdスライド操作時の雑音解決策
3rdスライド操作時の雑音に困っている奏者は多いはず。ましてや録音時にはなおさら避けたい雑音について兄弟弟子でリペアの達人が行っていた目から鱗の解決策を紹介しています。 お試しください!
10月17日読了時間: 1分


シラブルの大切さ
私はゴードンから金管楽器を演奏する際のシラブルの大切さを徹底的に教わりました。彼の言葉は! 【上達までとても時間がかかるから、つべこべと能書きをたれずに習慣として身に付くまで練習する、理論が耳から垂れるほど頭に詰まっていても、それが機能しなければ生ゴミと一緒だぞ!】...
10月2日読了時間: 1分


アーバンを音域拡大に?
19C後半~20C前半に活躍したコルネットの巨匠達が アーバンを活用していたことは、クラークの教本にそれについて触れられていることから容易に想像が付く。 しかし、アーバン教本の音域と彼らが演奏していた音域があまりにもかけ離れているので、彼らが高音域をいとも簡単に演奏し得たの...
9月30日読了時間: 1分


迷路から抜けるには?
教則本を使って熱心に練習を進めて行くと、ある時壁にぶつかって、どうにも前に進めない事がままある。例えばフレキシビリティーで言うとCharles Collinなどの課題が何度練習してもクリア出来ないとしたら、同じ目的を持った他の教則本に変えてみる。すると上手くいかなかった課題...
9月30日読了時間: 1分


アパチュア
“アパチュア”について面白いことを思い出した。 サンフランシスコのYMCAで開催されたClaude Gordon Brass Campで「自分のアパチュアは狭いとか、自分は広いのが悩みだ」など語っている一団がいた。そこにゴードンがやって来て、彼らに向かって「一体どうやってア...
9月28日読了時間: 1分


強力なアーカイブツール
今までセミナー、ブラスキャンプでクラークからゴードンに伝わった“もの”を伝えて来たが、それらはほんの氷山の一角に過ぎず、時間が限られた場面で、全てを伝えられない難しさ等のストレスを常に感じていた。 どうしたら氷山の一角の下に隠れている事柄を伝えて行けるかを考えた時に活用し始...
9月26日読了時間: 1分


Tpレッスンより「舌の調整」
Daily Trumpet Routines Lesson14を使用して行う舌の調整。 様々なモデルで行うことで舌の動きに集中することが出来る。
9月21日読了時間: 1分
スライドグリス
おすすめは精製ラノリン
9月20日読了時間: 1分


唇の唯一の機能
唇について言及する資料は100年以上前から存在する。それは現在も見受けられ、それに翻弄される人も少なくない! ここで一旦問題を整理をすると、『唇の唯一の機能は振動することにある。唇それ自身は高い音も低い音も出せない。その機能を担当しているのは『舌と吹く力(window ...
8月18日読了時間: 1分


8月16日読了時間: 0分


音域拡大レッスン基本編
Lesson1~Lesson4までアップしました。
8月16日読了時間: 1分


3 STRIKES OUT
ハイノートトライ 限界音で3回失敗したら必ずやめる。 これはSystematic Approach に取り組む時にゴードンから最初にキツく言われた言葉。 決して石破らない事‼️
8月13日読了時間: 1分


驚愕のクラークタングポジション
Claude Gordonや高弟の演奏から紐解くクラークが提唱する特別な舌の位置の考察 4:42 高弟Bob O’Donnellによるテクニカルスタディエチュード5シングルタンギング/ワンブレス 6:33 Claude Gordonによるテクニカルスタディ9番の184...
8月8日読了時間: 1分
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